MT5のためにハイエンドPCを組みました。
MT5開発環境に最適な設定を模索していきます。
スペック
- MT5で複数通貨の最適化を行う場合、コア数とメモリ、SSD容量が重要
- 2024.1.24 ツクモでパーツ購入し自作
- パーツ構成
- CPU i7-14700K LGA1700 (20 cores/28 threads)
- ASUS TUF GAMING Z790-PLUS D4
- Memory 128GB KLEVV DDR4 U-DIMM 32GBx2x2 KD4BGUA80-32N220D
- SSD 2T+2T SK hynix Platinum P41 PCIe NVMe M.2 SHPP41-2000GM-2
- CPU cooler NZXT KRAKEN ELITE 360 RGB RLKR36EW1 (簡易水冷360mm)
- FAN NZXT F140RGBx3 RFR14SFW1
- Case NZXT H7 FLOW White CMH71FW01
- PowerSupply CORSAIR 80PLUS GOLD RM850WHT2021
- Windows 11 Home
ポータブルモード
- メインモードとポータブルモードがあり、普通にインストールするとメインモードでインストールされる。MT5本体はC:\Program FIles\MT5 などにインストールされるが、Expertや設定ファイルなどは全く別の場所にインストールされてしまう。
- ポータブルモードは、MT5本体と設定ファイルなどを同じ場所にインストールする。そのフォルダ以下だけをもっていけば起動するからポータブル。
プラットフォームの起動 - 上級ユーザーのために - プラットフォーム入門 - MetaTrader 5のヘルプ
1. MT5のインストーラーで何も面倒なことはせずにインストール。2. インストーラーでインストールしたMT5のディレクトリ
例) `C:\Program Files\MetaTrader 5 - EXNESS`
配下を、任意のディレクトリにコピー
例) `D:\MT500`3. 1.のMT5を起動し、口座設定はせずに `ファイル` → `データフォルダを開く` を実行
これで開いたディレクトリの中身を、2.と同じ場所にコピー(一部上書き)3. で出来上がったフォルダをコピー元として利用し、ディレクトリ名を変えながら必要数複製
例) MT501、MT502・・・4. terminal64.exeへのショートカットを任意の場所に作成。
ショートカットのプロパティを表示して、リンク先に /portable を追加
例) `"G:\TitanFX BT用 MT5\TitanDemo01\terminal64.exe" /portable`これで作ると、全てが「任意のディレクトリ」配下に収納されます。
テスターも、商用稼働のMT5も Portable でしか稼働させてませんです。
ドライブ構成
- OSがあるCドライブとMT4/MT5を置くDドライブで分けたほうがよさそう。なぜなら下記history,logsが急速に巨大化していくのでOSがハングする可能性あり
- OS側はSSD, MT4/MT5もSSDかHDDもいけるのか不明。今回はSSDとしたが、容量不足になったらHDDで試してみるのもあり。
- MT5のhistory,ticks,logs,Logsが大きくなり容量を圧迫するらしい
-
最適化みたいな過酷な環境下で使用するとなると、CPU側にした方が処理能力は早いですが、CPUに負担をかける環境下な事と、チップセット側が遊んでしまう問題がある。NVME1枚をチップセット側にOS領域を。もう1枚はMT5 MT4の最適化用にCPU処理側に搭載する。こうする事により、チップセット側でOSのデータ処理を持たせ、CPU側で最適化処理を持たせる。
ソースコード一元化
- MT5のインストールでPorableにしたうえで、たとえばExpertだけをシンボリックリンクにして同じところを指せば、一か所でソースコードを管理できる。
- MT4/MT5それぞれのExpertもシンボリックリンクで同じフォルダを指せる。共通コンパイルファイルにした場合はこれが便利。共通コンパイルファイルでなくてもファイル拡張子が違うから区別はつく。
まとめ
具体的なインストール方法
- D:\MetaTrader を作成
- titanfx5setup.exeでインストール開始
- インストールフォルダ: C:\Program Files\Titan FX MetaTrader 5 を D:\MetaTrader\Titan FX MT5 demo にする
- プログラムグループ: Titan FX MetaTrader 5 を Titan FX MT5 demo にする
- MT5起動するがすぐ閉じる
- ショートカットの名前をTitan FX MT5 demo に変更する
- ショートカットを右クリックでプロパティ表示しリンク先 ~terminal64.exe"の後ろに(半角スペース) /portable を追記する
- "D:\MetaTrader\Titan FX MT5 demo\terminal64.exe" /portable になる
- D:\MetaTrader\Titan FX MT5 demo\ 以下にMQL5などのフォルダができていることが確認できる